四季や暦と二十四節気
普段、何気なく使っている「青春」という、言葉。
季節を表す、春夏秋冬と、五行陰陽説(木・火・土・金・水)を色で表した、青・朱(黄)白・玄を方位別に組み合わせたものです。
実際には、右記のような並びに。
一番上の並びの「青」と「春」をとって、「青春」と呼んでいます。言葉の意味は、「青春」と聞いて思い浮かべるイメージの通りです。
他の並びも同様に「朱夏」「白秋」「玄冬」と呼び、
それぞれを人生における時期、「青年」「壮年」「中年」「高年」に当てはめて捉えています。
経験が浅いことを、「まだまだ青いな…」と言ったり、
経験豊富で達者な人を「玄人」と呼び「玄」が使われるのにも納得ですね。
四神獣にも色が使われていますが、これも方位と関係があり、それぞれの色が使われています。
名前からも方位が判別できますね。
日付 | 読み | 意味 |
2/4頃 | 立春(りっしゅん) | 旧暦では元日。新たに1年が始まる日 |
2/19頃 | 雨水(うすい) | 雪や氷が解け始め、草木が芽吹く時期。立春からだいたい15日程経った頃 |
3/6頃 | 啓蟄(けいちつ) | 虫たちが顔をだして目覚め始める頃。ゼンマイ・ワラビ・鰆が旬の時期 |
3/21頃 | 春分(しゅんぶん) | 昼と夜の長さが同じになる日。国民の祝日にもなっています |
4/5頃 | 清明(せいめい) | 沖縄では「清明祭(シーミー)」と呼ばれ、先祖の墓参りに行く風習があります |
4/20頃 | 穀雨(こくう) | 種まきや田植えの時期。穀物をうるおす春の雨が降るころのこと |
5/6頃 | 立夏(りっか) | 春分と夏至の中間。次第に夏めいてくる季節 |
5/21頃 | 小満(しょうまん) | 草木が成長し、生命が満ち溢れる。「梅雨走り」と呼ばれる時期で天気がくずれやすい |
6/6頃 | 芒種(ぼうしゅ) | 稲や麦など穂の出る植物の田植えの時期、梅雨入りもこの時期 |
6/21頃 | 夏至(げし) | 昼の時間が一番長い日。暑さが日に日に増す時期です |
7/7頃 | 小暑(しょうしょ) | 梅雨があけて本格的に夏になるころ。小暑から立秋までが、暑中見舞いの時期 |
7/23頃 | 大暑(たいしょ) | 真夏の頃。土用の丑の日にウナギを食べたり、花火だったり夏の風物詩の多い時期 |
8/8頃 | 立秋(りっしゅう) | 秋の始まりとされている日。この時期の挨拶状などは残暑見舞いにあたります |
8/23頃 | 処暑(しょしょ) | 夏の暑さが少しやわらぐころ。台風が発生しやすい時期でもあります |
9/8頃 | 白露(はくろ) | 朝晩が冷え始め、朝露がよく見かけられるころ。秋の始まり |
9/23頃 | 秋分(しゅうぶん) | 春分と対になり、昼と夜の長さが同じになる日。この日を境に夜の時間が長くなります |
10/8頃 | 寒露(かんろ) | 霜になりそうなほど冷え始める頃。農家は収穫の時期 |
10/23頃 | 霜降(そうこう) | 朝夕に冷え込みが強まる時期。秋が深まり、もみじや楓など紅葉の見頃 |
11/7頃 | 立冬(りっとう) | 冬の始まり。「木枯らし」がやってくる時期 |
11/22頃 | 小雪(しょうせつ) | 雪が降り始めるころ。秋の収穫を祝う新嘗祭が行われる時期 |
12/7頃 | 大雪(たいせつ) | 本格的な雪が降りだすころ。熊が冬眠に入る頃ともいわれている |
12/22頃 | 冬至(とうじ) | 夜が最も長く、昼が短い。柚子風呂やカボチャを食べる風習がある |
1/5頃 | 小寒(しょうかん) | 1年で最も寒いとされている時期。七草粥を食べる風習がある |
1/20頃 | 大寒(だいかん) | 「小寒」「大寒」を合わせて「寒の内」と呼び、大寒の最終日には節分がある |
日付 | 読み | 内容 |
2/4頃 | 節分(せつぶん) | 立春の前日。邪気を払う豆まきや、恵方巻を食べる文化があります |
3/18頃 | 彼岸(ひがん) | 春分の日を中日とした前後3日の合計7日間。先祖を供養し墓参りをする |
春土用(はるどよう) | 立夏までの18日間 | |
5/2 | 八十八夜(はちじゅうはちや) | 立春から数えて88日目を指す。「♪夏も近づく八十八夜~」の茶摘みの歌でも有名 |
6/11 | 入梅 (にゅうばい) | この日以降30日間が梅雨の時期とされている |
7/2 | 半夏生(はんげしょう) | 昔から農家はこの日までに田植えを終わらせることが風習 |
7/20頃 | 夏土用(なつのどよう) | 丑の日にうなぎを食べることで有名 |
9/1 | 二百十日(にひゃくとおか) | 立春から数えて210日目にあたることから成り立った。台風が発生する時期なので農家は厄日とされている |
彼岸(ひがん) | 秋分の日を中日とした前後3日の合計7日間。先祖を供養し墓参りをする | |
9/11 | 秋土用(あきのどよう) | 立冬までの18日間 |
1/17頃 | 冬土用(ふゆのどよう) | 立春までの18日間 |
日付 | 節句 | 内容 |
3/3 | 桃(もも)の節句 | 3月3日のひな祭りの日。人形を飾り、子供の健康をお祈りする |
5/5 | 端午(たんご)の節句 | 「端」「午」が中国語で5/5になっていることが由来。こどもの日があり、お祝いをする。 |
7/7 | 七夕(しちせき)の節句 | 七夕の日 ご節句の中でも多くの言い伝えや風習のある日 |
9/9 | 重陽(ちょうよう)の節句 | 別名:菊の節句 菊の花を使い、楽しむ。不老長寿を願う行事 |
1/7 | 人日(じんじつ)の節句 | 七草粥をたべて無病息災を祈る。 |
四季や暦と二十四節気等についてまとめてみましたが、正直1枚には収まりきらない程、幅広く情報がありました。
改めて情報に触れると、日本の四季の良さや日本ならではの行事に感慨深かったです。
近年、とくに都会では季節行事を行う地域も減ってきて、行事を知らない人も多くなってきた中、田舎生活も懐かしく良いものに思えます。
季節を共にした生活も良いなと思わせてくれるシートでした。
コメントを残す