俯瞰でみるネットワーク
サーバーやドメイン、IPアドレスなどの単語、どのくらい理解が出来ていますでしょうか。
「なんとなくはわかります」という人も多いと思います。
実際、本当に詳しく内容を理解するのは難しいですが、大まかに捉えることが出来ると関係性や役割がイメージしやすくなります。WEB制作会社でサーバーやドメインを説明する際に、住所や建物に置き換えて説明をすることが良くあります。
人によって例える範囲は異なり、厳密にいえば比較して例えられない内容もありますが、大まかに捉えることが出来ると、理解がしやすくなります。
今回は、広い範囲を図にしたので、内容理解にいかしてもらえればと思います。
普段よく聞くネットワークに関連する用語
サーバーやドメイン、プロバイダー、IPアドレスなど、様々な単語を耳にすると思います。
その仕事に従事している人であればそれぞれの単語が指す意味を理解していると思いますが、
何となくイメージがつくものの具体的な関係性や実際何を指しているのか、
ふんわりとしかわからないと言う人も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな少しわかりにくいネットワークに関する単語を図と照らし合わせてご紹介いたします。
普段気軽に閲覧しているWEBサイトですが、そのWEBサイトの中身はサーバーの中に保管されています。
そのサーバーはレンタルサーバーであったり自社サーバーであったり様々な種類がありますが、
アクセスするサーバーの種類には関係なく、閲覧者とサーバーの情報のやり取りでサイトを見ることができます。
しかし突然このような話をしても、知識がないとなかなか理解するのが難しいかと思います。
少しわかりやすくするために、郵便物に置き換えて考えてみましょう。
例えば、郵便物を送る際には、下記のような流れで郵便物が届くと思います。
上記流れで出てくる住所と宛先ですが、「この住所番地に〇〇が住んでいます」と届出をあらかじめ役所に提出しておくと思います。
また住所番地だけでは誰が住んでいるかわかりにくいので、表札を掲げたりして〇〇が住んでいます、という状態をつくります。
ネットワークも同じような仕組みで動いています。
WEB上の住所は、IPアドレスと言われる4つのブロックに分かれた数字の羅列に置き換えられます。ただ、IPアドレスだと数字の羅列だけなので表面上わかりにくいものです。そのためドメインというものを取得します。
ドメインとは表札みたいなもので、ドメインとこのIPアドレスを紐付けて使用します。
誰がどこに住んでいるかというのを役所が住民票で管理しているのと同様に、ドメインの管理会社がこれを管理しています。
そのためドメインは被ることなく、それぞれのIPアドレスに紐付いて使用することができます。
先程の郵便物の流れと照らし合わせて見てみると、下記のような流れになります。
サーバーと言うと少し特殊なものに思えますが、実際は普段使うパソコンとさほど変わりません。データを保管する場所があり、そこにあるファイルを見たり保存をしたりして使用します。
そのため、メールやWEBサイト、その他データファイルなどを保管しておくことができます。その保管された内容をメールソフトやブラウザ、ストレージサービスなどを使って閲覧するようになります。
サーバーにはいくつか種類があります。
自社サーバーと、借りて利用するレンタルサーバーの2種類になります。
またレンタルサーバーの中でも、専用サーバーや価格帯が安い共有サーバーなどがあります。
細かく理解するのは難しいと思いますが、図のように自分だけの持ち家を所持しているのか、賃貸物件の戸建てなのか、マンションなのか、シェアハウスのようなスペースなのかでイメージしておくと少し理解がしやすいです。
シェアハウスのように複数人で利用している場合、当然他の利用者の影響を受ける場合もありますし、共通の設定の下で利用するので自分だけの特別な何か、というのは難しいかもしれません。
ネットワークを理解するには、実際には図のように形に収まらない場合もあります。
ただ漠然とネットワークとして理解をしようとするよりも、住所や地図など普段の生活でイメージしやすいものに見立てて置き換えていくと少し理解がしやすくなります。
デザイナーやコーダー、プログラマーなどWEBサイトに携わる人たち、普段サーバー設定などを行わない人たちもぜひこの機会に少し、サーバーやネットワークについて理解を深めるきっかけになればと思っています。
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